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名勝旧大乗院庭園
名勝旧大乗院庭園は、興福寺の門跡寺院である大乗院の創建(1087年・寛治元年)時に築造された庭園で、室町時代の徳政一揆で荒廃しましたが、その後門跡尋尊大僧正の依頼により、銀閣寺庭園を作った作庭の名手善阿弥によって改造された池泉回遊式庭園です。当時は将軍足利義政を始め公家たちがしばしば拝観に訪れおり、明治初頭まで南都随一の名園と称えられていました。現在は奈良ホテルの敷地の一部となっているようです。
興福寺であの阿修羅像をみてから、名勝旧大乗院庭園を訪問しました。興福寺からは徒歩で7分くらいだったでしょうか。興福寺からとても近いですが、こちらはほとんど人がおらず閑静な雰囲気でした。(阿修羅像のある興福寺・国宝館はとても混んでいました。)
私が訪問したときはまだ平城遷都1300年祭の開催前だったので、旧大乗院庭園内には入れませんでしたが、今は平城遷都1300年祭に合わせて、開放されているみたいです。
まずは名勝旧大乗院庭園の入口です。入口の建物が博物館となっており模型などの資料が展示されています。平城遷都1300年祭の開催前はこの建物からしか観賞できません。また案内にもある通り入場は無料です。
今日は建物の中からしか、名勝旧大乗院庭園を観賞することができませんでしたが、
入口の建物ですが、正式には名勝大乗院庭園文化館といい、財団法人日本ナショナルトラストによって運営されているそうです。名勝大乗院庭園文化館の中には、茶室や休憩スペースなどもありました。
名勝大乗院庭園文化館をでてきから、歩いて裏側にも回ってみました。
以上で名勝旧大乗院庭園の紹介は以上です。
私が名勝旧大乗院庭園を訪れたときは、まだ復元工事らしきことをしておりましたが、平城遷都1300年祭に合わせて2010年4月3日から一般公開されております。奈良を訪問の際には、東大寺や興福寺だけでなく、名勝旧大乗院庭園も散策してみては如何でしょうか。
名勝旧大乗院庭園のご案内
所在地 | 奈良市高畑町1083-1 |
アクセス | JR近鉄奈良駅から奈良交通バスで天理・下山行き『奈良ホテル前』下車、南へ約100m |
開園時間 | 午前9:00〜午後5:00 |
休園日 | 月曜日(祝日の場合は翌日)、祝日の翌日(土・日曜日除く)、年末年始 |
料金 | 無料 |
公式サイト | 名勝旧大乗院庭園(財団法人日本ナショナルトラストの公式サイト内) |
情報更新日 | 2010/5/8 |
※情報が変更されている可能性があります。公式サイトを確認されてからお出かけすることをおすすめします。
名勝旧大乗院庭園の地図情報
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