興臨院(2009年5月)



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興臨院

興臨院(読み方:こうりんいん)は、臨済宗大徳寺派大本山大徳寺の塔頭寺院です。興臨院はもともと能登国の戦国大名・畠山義総が建立しましたが、畠山家が没落したため天正14年(1586年)に加賀百万石の基礎を築いた戦国大名・前田利家により再興が行われ、以来前田家の菩提寺となっています。

興臨院は通常非公開ですが、春と秋に特別公開されています。今回大徳寺に訪問した際に特別公開されていましたので、訪問してきました。



まずは興臨院の入口です。入口の表門(重文)は、興臨院の創建当初のもので大徳寺の中でも古い門とされ、「興臨院の古門」として有名です。特別公開ということもあり入口から人が多いです。

興臨院・表門・興臨院の古門

興臨院の説明です。

興臨院・案内図

興臨院の受付を通るとすぐに、方丈前庭の庭園があります。方丈前庭は中根金作によって復元されたもので、白砂(白川石)に石組を豪快に配し、蓬萊の世界を表現しています。苔山の裾にある石は船を表現し、石と石をつないでいる橋は中国の天台山の国清寺の石橋を模して作庭されていると言われています。

興臨院・方丈前庭1 興臨院・方丈前庭2 興臨院・方丈前庭3 興臨院・方丈前庭4

興臨院には西側と北側にも庭園があります。とくに方丈北庭園のモミジは紅葉の時期にはとても綺麗で美しいそうです。

興臨院・西側庭園 興臨院・北側庭園

そして更に興臨院の北側の庭園進んでいきますと、涵虚亭(かんきょてい)という茶室があります。涵虚亭の名は、涵(たっぷりと水の中に浸ける、内容が豊かである)虚(むなしい、中身が無くうつろである)という意味ということらしいです。

興臨院・涵虚亭

興臨院の庭園巡りは以上です。

大徳寺には通常非公開の塔頭が多くあります。今回の興臨院も通常非公開の塔頭の一つですが、特別公開で訪問できました。方丈前庭は枯山水の日本庭園は石組も迫力があり、なかなか良かったです。庭園のほかにも本堂・表門・唐門は室町時代創建の禅宗建築の代表作で見どころが多いです。


興臨院のご案内

所在地京都市北区紫野大徳寺町80
アクセス市バス 大徳寺前下車 徒歩約5分
開園時間現在非公開
休園日現在非公開
料金現在非公開
公式サイト興臨院(「京都観光Navi」HP内)
情報更新日2013/11/23

※情報が変更されている可能性があります。公式サイトを確認されてからお出かけすることをおすすめします。


興臨院の地図情報


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