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浅草寺伝法院(平成20年10月)
浅草寺にある非公開の庭園・伝法院(でんぼういん)が特別公開中という情報をキャッチしまして、伝法院に行ってまいりました。 今回の特別公開は、「本堂落慶50周年記念大開帳」の一環みたいです。
伝法院庭園は、寛永年間(1624〜44)に小堀遠州によって築庭されたといわれています。 約1万平方メートルの回遊式庭園で、江戸時代から明治までは法親王ご兼帯寺の庭ということで秘園とされていたそうです。
今回は銀座線・浅草駅から歩いていきました。
今回浅草寺を訪れたのは平日の金曜日でしたが、この辺りから浅草寺に向かう観光客でいっぱいでした。
<浅草寺>
浅草寺は依然訪れたことがありますが、折角来たので浅草寺の本堂、五重塔あたりをサラッと周りました。
<本堂>
その後、お目当ての伝法院の庭園です。
五重塔の裏側に向かって少し歩くと、入り口があります。
今回は庭園開放だけでなく、絵馬を中心とした展示とセットになっていました。
入場料300円を入り口で払い、中に入ります。
<特別公開「大絵馬寺宝展と庭園拝観」の入り口>
大絵馬寺宝展では、浅草寺に伝わる寺宝の数々が展示されていました。
こちらは残念ながら撮影禁止でしたので、写真はありません。
ちなみに入り口からの順路が、大絵馬寺宝展→伝法院庭園となっているため、伝法院庭園だけの鑑賞は無理みたいでした。
大絵馬寺宝展を20分程で鑑賞し終わったら、いよいよ伝法院の庭園です。
伝法院の庭園に入ってすぐのところに、庭園全体の案内図がありました。
<伝法院庭園・案内図>
順路どおりに庭園を観ていきます。
最初は、経が島を中心としている池の庭園です。
バックに浅草寺の五重塔が見えて、なかなかの景色ですが、手前の木が覆いかぶさってきており、うまく写真が撮れなかったのでちょっと残念でした。
<伝法院庭園・経が島>
次にもうひとつの池のほうに行きます。
こちらは、池の周りを回遊できる池泉回遊式庭園になっています。
芝生も青々していて、綺麗に整備されています。
<伝法院庭園・浅草寺本坊伝法院1>
<伝法院庭園・浅草寺本坊伝法院2>
伝法院庭園は回遊式の庭園ですが、浅草寺本坊伝法院から全体が見渡せて鑑賞できるように造られているみたいです。
<伝法院庭園・浅草寺本坊伝法院3>
伝法院庭園は州浜を模した路で、間近で鑑賞することもできます。
<伝法院庭園・州浜>
今度は反対側に周り、浅草寺本坊伝法院を背景に伝法院庭園を鑑賞しました。
こちら側から見ると、五重塔が借景となります。
<伝法院庭園・浅草寺本坊伝法院4>
<伝法院庭園・浅草寺本坊伝法院5>
伝法院庭園のその他の写真です。
<伝法院庭園・その他1>
<伝法院庭園・その他2>
伝法院庭園は、小堀遠州作とされていますが、そうでないという説もあります。
確かに全国にはそういった庭園は数多くありますが、伝法院庭園はなかなかのしっかりと作庭されている庭園でした。
また普段は非公開ですが、御茶会などの行事に参加することなどで入ることができるようです。
御茶会などが面倒な方は、浅草寺公式ページなどで、特別公開されるのをマメにチェックするしかなさそうです。
追記(2010年1月)
NHKで放送しているブラタモリの第11回「浅草をブラタモリ」で、伝法院が紹介されました。やはり非公開のため、番組では特別に中に入れてもらったようです。番組では住職さんがタモリさんと久保田祐佳アナを案内していました。住職の解説では、伝法院はかつて僧侶や将軍以外立ち入りを禁止された神聖な場所で、震災戦災にも耐え、江戸時代の姿をそのまま残しているそうです。
ブラタモリの放送後、当ページのアクセス数も結構増えました。私も家にいるときは観ていますが、ブラタモリは隠れた人気みたいですね。
浅草寺伝法院のご案内
所在地 | 東京都台東区浅草2丁目3番1号 |
アクセス | ・東武伊勢崎線:浅草駅より徒歩5分 ・東京メトロ銀座線:浅草駅より徒歩5分 ・つくばエクスプレス:浅草駅より徒歩5分 ・都営地下鉄浅草線:浅草駅A4出口より徒歩7分 |
開園時間 | 不明 |
休園日 | 不明 |
料金 | 不明 |
公式サイト | 浅草寺 |
情報更新日 | 2008/10/4 |
※情報が変更されている可能性があります。公式サイトを確認されてからお出かけすることをおすすめします。
浅草寺伝法院の地図情報
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