京都二条城(二の丸庭園、本丸庭園、清流園)(平成20年6月)



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京都二条城(二の丸庭園、本丸庭園、清流園)

以前の京都旅行で来たことがありましたが、京都 とっておきの庭案内という本を読んで、もう一度じっくり二の丸庭園を鑑賞したいと思っていました。
二条城は、慶長8年(1603年)に徳川家康が、京都御所の守護と将軍上洛のときの宿泊所として造営した平城です。 その後、3代将軍家光により、伏見城の遺構を移すなどして、寛永3年(1626年)に完成しました。 徳川慶喜の大政奉還が行われ、江戸幕府の終焉の舞台となった場所としても有名です。 現在は、国史跡に指定されているとともに、「古都京都の文化財」の1つとしてユネスコ世界文化遺産に登録されています。



今回は京都駅から市バスに乗っていきました。
「二条城前」で下車すると、すぐに入り口があります。二条城へのアクセスは他にも地下鉄東西線「二条城前駅」があるほか、徒歩10分だとJR二条駅や阪急四条大宮駅から行くこともできます。
二条城の入口は、正確には「東大手門」といい、重要文化財にも指定されているそうです。

<東大手門>
二条城・東大手門

さすがに二条城では、修学旅行生や外国人の観光客も多いです。

お目当ては「二の丸庭園」ですが、まずは「二の丸御殿」で行きます。
唐門をくぐると、二の丸御殿があります。

<唐門>
二条城・唐門

二の丸御殿は、桃山時代の武家風書院造りの代表的な建物です。
中は、大広間・勅使の間などといった部屋がいっぱいあります。
またそれぞれの部屋には、狩野探幽作の襖絵などがあり、鑑賞することができます。
残念ながら写真撮影禁止なので、写真はないです。

二の丸御殿のあとは、ようやくお目当ての二の丸庭園です。

<二の丸庭園の案内板>
二条城・二の丸庭園の案内板

ようやくの二の丸庭園ですが、石組みが力強く圧倒されます。
二の丸庭園は、小堀遠州によって作庭されたとも言われています。

<二の丸庭園・全景>
二条城・二の丸庭園1

池の右端にある滝石組みです。
近くで見ると2段落ちになっているのがわかります。

<二の丸庭園・滝石組み1>
二条城・滝石組み1

<二の丸庭園・滝石組み2>
二条城・滝石組み2

下の写真の手前の橋は、亀島から蓬莱島に架けられている橋です。
はるか彼方にある蓬莱島は生身の人間がいける島ではないそうです。
橋が架けられているのは権力者の想いが表れているのかもしれないです。

<二の丸庭園・亀島蓬莱島>
二条城・亀島蓬莱島

二の丸庭園のその他の写真です。

<二の丸庭園1>
二条城・二の丸庭園

<二の丸庭園2>
二条城・二の丸庭園

次に本丸庭園です。
本丸庭園は、明治29年に明治天皇の命によって作り変えられています。

<本丸庭園1>
二条城・本丸庭園1

<本丸庭園2>
二条城・本丸庭園2

本丸庭園を後にし、二条城拝観の最後となる庭園・清流園です。
清流園は、割と最近できた日本庭園です。
河原町二条にあった旧角倉了以の屋敷の一部をもととして、昭和40年完成しました。

清流園自体は、日本庭園としてまとまっていて州浜や中島などがとても綺麗です。
しかし、どうしても二の丸庭園を鑑賞した後では迫力不足に感じてしまいます。
実際、庭園にあまり関心のない観光客のほとんどは、清流園は素通りしていました。

<清流園1>
二条城・清流園1

<清流園2>
二条城・清流園2

二条城は、やはり二の丸庭園が最高でした。
時の権力者が力を入れて作らせると、すごい庭園ができるな〜といった感じでした。
二条城は、二の丸庭園などの日本庭園以外にも狩野探幽の作品をはじめとした文化財の見所も多く、大政奉還が行われた歴史的場所でもあり、やはり京都観光の定番スポットではないでしょうか。

京都・二条城のご案内

所在地京都市中京区二条通堀川西入二条城町541
アクセス・市バス「二条城前」バス停下車すぐ
・地下鉄東西線「二条城前駅」駅下車すぐ
開園時間完全予約制(前日17:00までに要予約)
休園日年末年始 12月26日〜1月4日
毎年12月・1月・7月・8月の毎週火曜日
※ ただし当該日が休日の場合は、その翌日を休城日。
料金一般 600円 中学生・高校生 350円 小学生 200円
公式サイト元離宮二条城
情報更新日2008/10/4

※情報が変更されている可能性があります。公式サイトを確認されてからお出かけすることをおすすめします。


京都・二条城の地図情報


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