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旧芝離宮恩賜庭園(平成21年4月)
JR浜松町駅近くの旧芝離宮恩賜庭園に行ってきました。以前に仕事の用事で世界貿易センターに行ったとき、上から見たことがあり、なかなかまとまった回遊式庭園で、一度行ってみたいと思っていました。
旧芝離宮恩賜庭園は、江戸初期の大名庭園の一つで、延宝6年(1678年)に老中・大久保忠朝が4代将軍家綱から拝領し、藩地の小田原から庭師を呼んで庭園を造ったそうです。その当時の庭園は「楽壽園」と呼ばれていたそうです。その後は、幾人かの所有者を経たのち、幕末頃は紀州徳川家の芝御屋敷となり、更に明治4年には有栖川宮家の所有となり、同8年に宮内省が買上げ、翌9年に芝離宮となりました。翌年の大正13年1月には、皇太子(昭和天皇)のご成婚記念として東京市に下賜され、園地の復旧と整備を施し、同年4月から一般公開されています。また、昭和54年6月には、文化財保護法による国の「名勝」に指定されています。
旧芝離宮恩賜庭園は、JR浜松町駅をでて、すぐのところに入口があります。
<旧芝離宮恩賜庭園・入り口>
<旧芝離宮恩賜庭園・案内板>
入ってすぐのところに受付があり、料金を払い、早速庭園の中に入ります。
<旧芝離宮恩賜庭園・庭園入口>
庭園の入口に入ってすぐ、ビルを借景とした綺麗な風景が広がっています。
庭園の順路に従って、旧芝離宮恩賜庭園を散策していきます。
<庭園外周>
また枯滝石組という、水を使わずに石だけで滝を表す石組がありました。
なかなかの迫力でした。
<枯滝石組>
またちょうど桜が咲いている時期で、とても綺麗でした。
<旧芝離宮恩賜庭園の桜>
そのほかにも、旧芝離宮恩賜庭園が最初に作庭され、大久保忠朝の屋敷があったことの面影を残す、石柱がありました。 なんか遺跡みたいでした。
<石柱>
中島にも行けたので、行ってみました。無数の石組がありとっても迫力があります。
<中島>
以上で旧芝離宮恩賜庭園の庭園は終わりです。
旧芝離宮恩賜庭園は、回遊式庭園としてとてもコンパクトにまとまっていて、とてもよかったです。奇をてらわずにオーソドックスに作庭した庭園でした。
旧芝離宮恩賜庭園のご案内
所在地 | 東京都港区海岸1−4−1 |
交通 | ・JR浜松町駅北口徒歩1分 ・都営地下鉄浅草線、大江戸線大門駅徒歩5分 |
拝観時間 | 午前9時から午後5時 (入園は午後4時30分まで) |
料金 | 一般150円,65歳以上70円 小学生および都内在住・在学の中学生は無料 ※20名以上の団体、2割引き。 |
公式サイト | 旧芝離宮恩賜庭園 |
情報更新日 | 2009/10/30 |
※情報が変更されている可能性があります。公式サイトを確認されてからお出かけすることをおすすめします。