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智積院(平成21年5月)
京都・智積院(ちしゃくいん)にある庭園の紹介です。
智積院の庭園は、「利休好みの庭」と伝えられ、豊臣秀吉が建立した祥雲禅寺(智積院の前身のお寺)時代に原型が造られ、その後智積院になってから運敞(うんしょう)僧正が修復し、東山随一の庭と言われるようになりました。(公式サイトより)
また智積院は、三十三間堂や京都国立博物館といった観光名所が近くにあるお寺です。今回はゴールデンウィークに行きましたが、三十三間堂に比べると観光客も少なく、落ち着いて庭園鑑賞ができました。
入口に入ってすぐに案内板と簡素な門(?)があります。
<智積院・入り口>
<智積院・案内板>
更にもう少し先に進んでいくと、受付があり、すぐ横に庭園の入口があります。
正面の建物は、講堂です。
<智積院・庭園入口>
庭園の入口に入って、順路を講堂に沿って歩いていきます。
庭園が見える書院へは、この講堂を迂回して行くようになっています。
<講堂>
遠目に書院の庭園が見えてきていますが、なかなかじらされます。
とはいえ、講堂横の庭園もかなり立派です。
<講堂からの庭>
書院には、靴を脱いで中に入ります。
中に入っていくと、素晴らしい景色が広がっています。
先客も何人かいましたが、騒がしい修学旅行生は智積院には来ないようです。
<書院からの庭園>
この智積院の庭園は、利休好みの庭と伝えられ中国の廬山を形どって造られているそうです。
ちなみに廬山は、中国江西省九江市にある名山で。廬山自然公園としてユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されている景勝地です。
<書院からの庭園2>
サツキの刈込みと迫力のある自然石との組み合わせがとても迫力あります。
また滝石組も迫力がありとてもいいです。
<書院からの庭園3>
池の中心にある石橋です。
<石橋>
また書院では、長谷川等伯の国宝障壁画が見ることができます。
残念ながらこれらはレプリカだそうで、本物は宝物殿で見ることができるそうです。
<長谷川等伯・国宝障壁画1>
<長谷川等伯・国宝障壁画2>
智積院には書院から見れる庭のほかに、こんな庭もありました。
<中庭>
以上で智積院の庭園は終わりです。
おそらく面積的にはそれほど大きくない庭ですが、廬山を形どった築山が重厚で、とても迫力がありました。パンフレットによると5月下旬から6月下旬にかけてサツキが見頃となりより一層綺麗になるそうです。
智積院のご案内
所在地 | 京都市東山区東大路七条下東瓦町964番地 |
アクセス | ・JR京都駅よりバス10分、東山七条下車 ・京阪七条駅より徒歩約10分 |
拝観時間 | 午前9時から午後4時 |
料金 | 一般500円,高校生・中学生300円 小学生200円 ※20名以上の団体、50円引き。 |
公式サイト | 智積院 |
情報更新日 | 2009/5/5 |
※情報が変更されている可能性があります。公式サイトを確認されてからお出かけすることをおすすめします。
智積院の地図情報
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